井上神社
いのうえじんじゃ















壬申の乱の雄、天武天皇を祀った神社
不破関資料館から中山道を東へ3分ほど進むと、石標があります。その角を曲がって不破関鍛冶工房跡地の茶畑の横を通り過ぎたところに井上神社はあります。この神社は祭神として天武天皇を祀り、壬申の乱直後に創建されました。壬申の乱(672年)は藤古川を挟んで、川の東側の村人が大海人皇子(後の天武天皇)側に、西側の村人が大友皇子側に付いて戦ったそうです。その後、川の東側にあった松尾地区の村人は、ともに戦った大海人皇子を称え、この地に神社を建立し、以後1300年にわたって崇められています。苔に覆われた大きな門や立派な本殿には当時の天武天皇の権力がうかがえます。
「神」となった天皇
天武天皇は『古事記』と『日本書紀』の編纂を命じた人物です。歴史書が2種類作られた理由は、『古事記』は天皇家に伝わる古い物語を記録した私的な歴史物語であり、『日本書紀』は天皇家と朝廷のための公式な記録という位置付けでした。『古事記』により、天皇家の神聖性とその支配の正当性をアピールし、天皇は「神」の子孫である=「神」そのもの、という思想を広めたとされています。
スポット詳細
住所 | 岐阜県不破郡関ケ原町大字松尾389 |
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アクセス | JR関ヶ原駅から南西へ徒歩20分 不破関資料館から南東へ徒歩8分 |
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