関の藤川(藤古川)
せきのふじかわ(ふじこがわ)壬申の乱で両軍が激突した場所
「関の藤川」は、現在は「藤古川」と呼ばれ、関ケ原を北西から南東へと二分するように流れています。この川は伊吹山麓に端を発し、不破関の傍を流れていることから、「関の藤川」と呼ばれていました。壬申の乱では、両軍がこの川を挟んで開戦しました。東側の松尾地区の住民は大海人皇子方を支援し、西側の藤下・山中地区は大友皇子方を支援しました。壬申の乱以後も松尾地区は天武天皇(大海人皇子)を祀って井上神社と号し、藤下・山中地区は弘文天皇(大友皇子)を若宮八幡宮神社の祭神として現在に及んでいるそうです。
桜が咲き、ホタルが舞う美しい川
「不破関資料館」から「自害峰」へ通じる道を歩くと、緑溢れる藤古川が見えてきます。春は川沿いの桜が咲き乱れ、夏はホタルが舞い飛び、美しい四季を感じさせます。また、この川は古来より歌枕として知られ、数多くの詩の題材となった場所でした。代表的な句として、古今和歌集に掲載されている「美濃の国 関の藤川 絶えずして 君につかへむ 万代(よろづよ)まで」があります。
スポット詳細
住所 | 岐阜県不破郡関ケ原町大字藤下1 |
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アクセス | 不破関資料館より徒歩5分 |
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