寝物語の里
ねものがたりのさと語り継がれる平安時代のロマン
岐阜県と滋賀県の県境に見落とすくらいの小さな溝があります。かつてはその溝が美濃と近江の国境となっていました。そこには国境の標柱が建っており、寝物語伝説の場所となっています。その昔、京都から奥州へ落ち延びた源義経を追う静御前が旅の道中で長久寺の近江側の宿をとりました。隣の美濃側の宿には義経の家来の源造が泊まっており、それに気づいた静御前が「義経に会うために、奥州まで連れて行ってくれ」と源造に懇願した、というやり取りがあったそうです。両国の宿に泊まる旅人が、寝ながらこの話をしていたことから、この土地の人々が「寝物語の里」という名を付け、今もなお語り継がれているのです。
義経を想う一途な女性、静御前
兄・源頼朝に背いた義経の京都逃亡に随行した静御前は、吉野山中で義経と離れて京都に帰る道中で捕らえられてしまいます。その後頼朝夫妻に、舞を命じられて人々を感嘆させますが、その際に「今一度しず、しずと呼ばれていた昔に戻りたい」「吉野山の峰の白雪を踏み分けて姿を隠していった義経が恋しい」と義経を想う詩をうたい、頼朝を激怒させてしまいます。このように、敵中においても一人の男性を想い続ける一途な女性だったとされています。
スポット詳細
住所 | 岐阜県不破郡関ケ原町大字今須3246-1 |
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アクセス | R21今須交差点を北に徒歩2分 |
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