聖蓮寺・八房の梅・八葉形半鐘・四季丁字桜
しょうれんじ・やつふさのうめ・はちようがたはんしょう・しきちょうじざくら- トイレ
親鸞聖人ゆかりの寺
松尾山南西に位置する平井集落の中にある由緒あるお寺になります。あの名高い親鸞聖人と深い関わりがあり、親鸞に関わる数多くの文化財も伝わっています。この寺はもともと真言宗に属していましたが、仁治元年(1240年)に親鸞が立ち寄って真宗に転じ、聖蓮寺となりました。
境内には、1つの花から8つの実がなるという天然記念物(町・県指定)の古木「八房の梅」があります。樹齢700余年というこの老樹は、聖人が酒食のもてなしを受けた時に出された梅干しの種を「末代女人浄土往生の証に、一花八果の梅になるべし」と言って植えたという伝説があります。他にも境内には、四季咲き桜「丁字桜」と、本堂左角に中国明時代の「八葉形半鐘」もあります。
※丁子桜:花が逆向きの丁字形で、香辛料の原料となるモルッカ島原産の「丁字(クローヴ)」に似るため、チョウジザクラと命名されたとされています。
浄土真宗の開祖・親鸞聖人
親鸞聖人は、承安3年(1173年)京都生まれ。9歳の時、比叡山延暦寺にて修行を開始します。29歳の時、下山し、法然上人のもとで、教えを受けます。承元元年(1207年)、念仏禁止令が出され、親鸞聖人は、越後へ流罪となり、僧の身分を剥奪されます。罪を許された後、親鸞は東国へ旅立ち、そこで浄土真宗を開きました。この東国から京都への帰りに関ケ原にも立ち寄ったといわれています。その後親鸞聖人は弘長2年(1262年)に90歳で亡くなりました。
文化財情報
境内には一つの華から八つの実を持つ、大変珍しい「八房の梅」と、春夏秋冬を通じて開花する「四季丁字櫻」が見られ、「八房の梅」は町・県指定、「四季丁字櫻」は町の天然記念物に指定されています。他にも、大正15年に朝鮮総督府の高官だった養老郡牧田村(現上石津町)出身の高木徳弥氏から贈られた、町・県重要文化財「八葉形半鐘」があります。
スポット詳細
住所 | 岐阜県不破郡関ケ原町大字今須2367 |
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アクセス | JR関ヶ原駅から車で南西に15分 |
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