車返しの坂・車返地蔵尊
くるまがえしのさか・くるまがえしじぞうそん旧中山道の面影を残す坂
国境の「寝物語の里」より今須宿方面へ向かい、国道21号線を越えてすぐに、中山道から少し分離して、「車返しの坂」が残されています。なだらかなその坂の途中に、石碑と頂上に「車返地蔵尊」が安置されています。のんびりとしたその坂道からは、旧中山道の旅情をわずかに垣間見ることができます。江戸時代、中山道が賑わいを見せていたころは、この地蔵が旅人たちを見守っていたのかもしれません。
「車返しの坂」の由来とは?
南北朝時代に歌人で公家の二条良基大臣がいました。良基は人より不破関屋が荒れ果てていて、板庇からもれる月光の風情を眺めるのが面白いと聞き、不破関屋に行くことにしました。それを聞いた不破関屋の家人は見苦しいところは見せられないとあわてて屋根を修理してしまったのです。そのことをこの坂まで来た時に聞いた良基は、落胆し京へ引き返していきました。これより「車返しの坂」と呼ばれるようになりました。
スポット詳細
住所 | 岐阜県不破郡関ケ原町大字今須3138-1 |
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アクセス | 今須の常夜灯から徒歩12分(中山道沿) |
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